2005年1月2日
元日に従姉妹が誕生しました おめでとうおじさんおばさん

けど、おめでたいのに酒飲みながらおじいちゃんと少し討論しました。
おじさん夫婦は名前決めてるのに、おじいちゃんがちょっと納得してないみたいだったのね。
名前出しちゃうとののかちゃんね。
おじいちゃんは漢字の方が良いらしい。野乃香とか野ノ花とか。

私が酒宴の席で話を切り出したのはどっちが良いかではなく
ただ祖父を納得させるためだけだよ。
親が願いをこめてつけた名が絶対だと思うから。
祖父の子じゃなく叔父の子であるから。

叔父が漢字にしない理由の一つは画数。
画数のことは確かにジンクスのようなものだけど、
子に少しでも縁起の良いものを揃えたいのは当然だろう。
字がひらがなでも、野の花であると言う裏の意味が有れば良い。
「『ののか』って平仮名なのね」「由来は『野の花』なの」
本人が自覚してれば良いコミュニケーションでしょうが。
私だって読みにくい名前なのを「『み』と読むんですよ」「へぇ珍しいですね」のコミュニケーションは気に入ってる。
字からは伝わらないのは確かだけど、その場合平仮名にも良さがあることもちゃんと見ててもらいたい。
覚えやすさ、読みやすさ。被選挙人は選挙運動の時は平仮名に直している人もいる。

今は苗字だって漢字からは意味不明なものもあるじゃない。
山本も屋守人(やまもと)を音だけ残して簡略化したものだし。

他者がしていいのは提案までだ。
「こういう理由で漢字のほうが良くない?」までだ。
親の決心がかたければ提案を受け入れない。その時点で誇れる良い名だ。
今回両者を見て改めて、変わった名でも愛こもってれば良しと思えた。
面白がってつけてなんかいやしないよ。

私は酔いながら切れてました。
おじいちゃんがその名前をけったいだの下らないだの否定しまくりだったからだ。
おじさんの前でだ。
名前の届出はしてなくてもあの子供は既にののかちゃんなのである。
孫の名前を馬鹿にしているともいえる状態なのは確かです。

私は犬に名前をつけたことがあるくらいだしそれも気楽につけたが、
それでも仮にあそこまで言われると痛い。
叔父の傷心は並じゃないと思う。

あとおじいちゃんの主張に書きにくいというものがあった。
ののかを行書縦書きすると「のの」二文字がひとつながりになりくるくるする。
えー?書きにくいから自分の名を嫌うということはないでしょう。
私は書家じゃないからそちらの立場には立てないけど
デザイナーのタマゴとして言わせてもらえばむしろ味のある形になると思う。
綺麗じゃなくても良いんだよ。見る人が見たらかわいい形だよ。

ぶっちゃけ自分の経験だけでモノを言ってるようで愛そうとしない態度が気に入らない。
孫を想って言ってるって?孫がこの名前でそんなにも不幸せな気分になるのか?
実際本人がそう思ったなら今日と同じに、
私はもういっぺんこの名前のよさをののかちゃん自身に語ってやる気でいます。

叔母さんが退院して望む場面は
『名前は決まったの?・・・・・そう、それは良い名前だね!』

それに近い環境を作りたかったなんて出すぎた真似だった。
あんな話を始めてしまって話がまとめられなくて、理解をちゃんと得られずにただ叔父さんを傷つけたと思う。
「俺には言っても良いけど本人には言うなよ」って祖父に言ったおじさんの言葉、
簡単に「分かってる」って返すだけじゃダメなんだよ。
叔父さんの不安の一つが名前についておじいちゃんの理解が得られなかったという点なんだから。
愛媛と縁切っても良いとは、名前を変える気が無い覚悟をあらわす手段としてもよめます。
その覚悟を示してものの様(仏様・お日様・お月様を示す幼児語)のようだと言うのはそれこそたわごとのように感じられるのです。
ちゃんと家族丸ごと想ってれば叔父夫婦を安心させる、もっと気のきいたことがいえると思います。

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汚い言葉遣いでごめんなさい。